【vol.3】実施レポート:とやまの新・地域ビジネス くらし・しごとツアー⑥
更新日:2019/03/29 1:59
<前の記事:実施レポート⑤>
前回から引き続き、事務局スタッフが旅のレポートをお届けします!
空き家見学を終え、旅はいよいよ終盤に。3グループに分かれ、ランチも兼ねて氷見市内を散策します。
各グループのガイドを務めてくれたのは、前日の対話・交流会から引き続き参加いただいている3名。氷見市IJU応援センター「みらいエンジン」移住相談員・藤田智彦さん、地域おこし協⼒隊としてコミュニティスペース「ヒラク」を運営している平田佳史さん、氷見で穫れる⿂の⽪を使ったレザークラフトを手がける野口朋寿さんです。
まずは3チームとも、氷見市の地元スーパーマーケット「ハッピータウン」を見学。食品をはじめ、衣料店舗や喫茶店も入るスーパーです。こちらで鮮魚や地元産の野菜販売コーナーをチェック。
スーパーを出て3手に分かれます。藤田さんチームは、地元の人に愛されている小高い山・朝日山のふもとを歩きながらお店へ。4月の「まるまげ祭り」で幸せな結婚を願う女性が歩くという参道などを案内してもらい、氷見の信仰にまつわるちょっとコアな話をお聞きしました。
そうしてたどりついたお店は、地元のイタリア料理店「ボーノペッシェ」。「おいしいお魚」を表す店名ですが、藤田さんが知ってほしかったのは「氷見は野菜もおいしい!」ということ。色鮮やかな前菜つきのランチをいただきました。
続いて平田さんチームは、平田さんが運営しているコミュニティスペース「ヒラク」へ。中央町商店街にあるヒラクは、昨年4月にオープン。休憩や勉強、趣味の集まりなど色々な目的で使えるフリースペースです。そこで偶然出会ったのは地域おこし協力隊OBでオープンに尽力した山下さんです。
ランチはそのままヒラクで。お向かいにある食事処「よしだや本店」の出前をいただきました。
それから最後は野口さんチーム。居酒屋「きときと舎」さんでランチです。登場したのはボリュームたっぷりの定食!ぶり大根や刺身、ととぼちなど、氷見の味覚がこれでもかと詰め込まれたメニューです。
ランチ後には、氷見出身の漫画家・藤子不二雄Ⓐさんの出生地である古刹「光禅寺」をちらっと見学。(ちなみに相棒の藤子・F・不二雄先生は富山県高岡市出身。富山が生んだ漫画家コンビなのです)
さて、ランチを終えて3グループが再び集まったのが、町家の交流拠点「まちのタマル場」。
まずは氷見の空き家事情について、藤田さんにお話を伺います。
続いて、様々な出会いや発見があった2日間の振り返りを行います。参加者の皆さんに、感想と一番印象的だったことをお聞きました。
「富山の皆さんは仕事を楽しみ生活を楽しんでいる。つまり、人生を楽しんでいますね」「起業しようとする人は、始めからカッコよくしようとはせず、やれる範囲から始めていることがわかりました。勇気づけられた!」「前回の移住旅行にも参加したけれど、東部と西部を見てどちらもいいな…と感じ、悩みが増えてしまった!」などの嬉しい感想が飛び出しました。
ガイドの皆さんからは「人と話すことで『自分もできるかも』という気持ちになるはず。まずは人脈を増やして!」「移住者という立場は、『どの場所でどう生きるか、自分で決めた』という事実が糧になり、強くなれるはず」といった励ましの言葉を最後にいただきました。参加してくださった皆さん、ガイドや地元の皆さん、どうもありがとうございました!
今回をもちまして、3回にわたった「とやま移住旅行 vol.3」も終了となりました。ここまでレポートを読んでくださった皆さんも、富山で暮らす気分を少しでも味わっていただけたでしょうか?
どうもありがとうございました!