【vol.3】実施レポート:とやまの里となりわい くらし・しごとツアー②
更新日:2018/11/15 17:30
<前の記事:実施レポート①>
さて、次の目的地は、黒部市内にある無農薬・減農薬のお米を育てる専業農家「濱田ファーム」さんです。
「濱田ファーム」の濱田智和さん・律子さんは、先輩移住者でもあります。まずは稲刈りを終えた田んぼ、そして作業場を見学させていただきました。
「濱田ファーム」は、農作業は智和さん、事務や広報は律子さんと、役割分担をして営んでいます。「生産者、生産過程のことをできるだけ知ってもらい、安心して食べてもらえるように」とSNSで情報発信したり、県外のマルシェへの出店も積極的に行っているそう。若い農家さんならではの取り組みに、皆さん真剣に耳を傾けていましたよ。
「あまり気負わずに、ちょっと移住してみようかな、ぐらいの気持ちで考えてみるといいかも」と、ご自身の経験からアドバイスをくださった濱田さんご夫妻。移住に対する不安が和らぐような、心強い一押しを下さいました!「ぜひ濱田ファームさんのお米を買って行きたい!」と、帰りがけに尋ねておられる参加者さんの姿もありました。
その後、一同はバスに乗り込み、紅葉もちょうど見頃な山方面へと出発しました。次の目的地は、「農村文化伝承館 山本家」です。
江戸時代後期に建てられた「農村文化伝承館 山本家」は、この集落の豪農だったそう。昔ながらの囲炉裏や二十一畳敷きの(とにかく広い!)茶の間、2つの宮殿がある神棚などが残っています。
現在は、自炊や体験宿泊ができる施設として、さまざまな形で一般市民に利用されています。
ここで、先輩移住者や地域住民の方々など、地元ゲストも多数合流し、「とやま移住旅行」の恒例企画・「対話」の時間のスタートです!
「自然との距離が近い」「優しい人が多い」「魚がうまい!」など、参加者が感じた富山・黒部の印象を、全員で共有しました。
参加者からは、移住後の仕事や暮らしに関する不安な声も多く出ました。それに対して先輩移住者の皆さんが、ご自身の経験をもとに丁寧に答えます。少しずつ、不安点が解消されていったのではないでしょうか。
さて、「対話」の時間で現在の思いを共有した後は、おいしい地元の料理が並ぶ座敷に移動しました。「交流会」の始まりです。
富山の食材を使ったケータリング、富山の新米、そして近所の方々からの差し入れが並ぶ豪華な食卓を囲みます。「親戚の集まりみたい!」「田舎のおばあちゃんちに来たみたい!」と、参加者からも歓声が上がっていましたよ。
黒部漁港獲れの新鮮なお刺身や、富山の食材をふんだんに使った料理の数々、さらに近所の方のご厚意で自家製のお蕎麦のおすそ分けまで…!まるで盆正月のような贅沢っぷり!
アットホームな雰囲気の交流会。「対話」の時間には聞ききれなかったことも、お酒をかわしながら話し込む姿が見られましたよ。
今回はなんと、前年度の「とやま移住旅行」参加後に移住して富山県民になった、“とやま移住旅行の先輩”も数名ご参加くださいました。
「前回は参加者だったのに、今回は“迎える側”としてこの場に居るのが感慨深い」と嬉しい感想も!(事務局スタッフも感無量です!)
参加者も地元側も、盛りだくさんの料理にお腹いっぱい満たされたところで、1日目の行程終了です。
「里となりわい くらし・しごとツアー」2日目は、黒部市のお隣・入善町を廻ります。2日目のレポートもお楽しみに!