【vol.6】実施レポート:富山でくらす?海・まち・里山コース立山町編(FacebookLive)
更新日:2022/03/07 16:50
みなさん、こんにちは!事務局スタッフです。
2月11日(金・祝)にFacebookLiveにて配信したオンラインツアー「富山でくらす? 海・まち・里山コース 」の様子を少しだけお届けします。
前回の「魚津市編」から引き続き、今回は午後の部「立山町編」を見ていきましょう。
海沿いの魚津市とは対照的に、“里山暮らし”を感じる立山町の旅。立山連峰の恩恵を受けるこのエリアでも、素敵なスポットや移住の先輩に出会えましたよ。進行の事務局スタッフ・名川とともにツアーを盛り上げてくださったのは、NPO法人立山クラフト舎代表理事の佐藤みどり(さとう・みどり)さん。
移住体験ツアーをきっかけに、8年前に埼玉県よりIターンしてきた佐藤さん。移住直後は立山町地域おこし協力隊として活動していました。
現在は陶芸家として活躍しながら、地域おこし協力隊当時に立ち上げたクラフトフェア「立山Craft」を今もなお企画・運営されています。
まずは早速佐藤さんの陶芸工房を見学。空き家を購入しリノベーションしたご自宅の納屋が、工房になっています。農家の納屋だったという二階建ての工房はとても広く、1Fに窯、2Fに作業スペースがあり、佐藤さんが作る素敵な陶芸作品が並んでいました。工房の窓からは壮大な立山連峰を望むことができ、「5月上旬には水が張って山や空が水面に映って本当に綺麗ですよ」と佐藤さん。創造力が掻き立てられそうな、静かで落ち着いた空間でした。
工房を見せていただいた後は、立山町がどんなところなのか、佐藤さん持参のマップや画像を見ながらご紹介していただきました。里山暮らしのイメージがある立山町ですが、実はまちなかのほうは富山市中心部から車で約20分ほどと近い距離にあります。適度な距離で里山を感じつつ、町くらしを楽しむ暮らし方や、がっつり自然豊かな里山を感じる暮らし方など、立山町の中でも暮らしの選択肢に幅を感じることができました。
立山町の地形や概要を知った後は、「移住者は必見!おすすめスポット4選」のコーナーへ。
新スポットも続々登場している立山町で、移住者にぜひおすすめしたいスポットを4つ佐藤さんに伺いました。
一つ目のスポットは、ハーブ園と水田に囲まれた「ヘルジアンウッド」。
アロマオイルの抽出工房やレストラン、スパなどが併設された美と健康の複合施設です。事前に収録したVTRを見ながら、オーナーである前田薬品工業株式会社の前田大介(まえだ・だいすけ)さんに施設内をご紹介いただきました。施設紹介の他にもヘルジアンウッドをきっかけに移住してきた20代のカップルや、東京と立山町との多拠点生活を実践している方など、移住にまつわる興味深いお話しも教えてくださりました。
移住検討者へのメッセージをお伺いすると、「移住ってすごくハードルが高いと思いますが、立山町は多拠点暮らしやお試し暮らしにも向いている地域だと思う。立山町でお待ちしています!」と前田さん。2022年春には新しくサウナホテルもできるそうで、今後のヘルジアンウッドの展開にも期待が高まります!前田さん、貴重なお話をありがとうございました!
二つ目のスポットは、「立山町総合公園」とクラフトフェア「立山Craft」。
ヘルジアンウッドのすぐ向かいにある地元の憩いのスポット、立山町総合公園。アスレチックが充実しており、休日には立山町だけでなく県内の親子が遊びに来ます。そんな立山町総合公園で毎年開催されているのが、佐藤さんが企画・運営している、立山町の中でも最大規模のイベント「立山Craft」。全国から作家さんを招き、約100店舗ものお店が並ぶクラフトフェアです。「地元の作家さんも多く出展されています。ぜひ遊びに来てください」と佐藤さん。前回で7回目の開催となったそうで、今では立山を代表する大きなイベント。ものづくりに興味があったり、クラフト作品が好きな移住検討者の方、素敵な出会いがあるかもしれませんよ!まだまだ盛り上がりをみせる「立山Craft」の今後が楽しみです!
三つ目は、電動マウンテンバイクで立山町をめぐる注目の新レジャー「里山マウンテンバイクツーリズムin立山」。
旧登山道を整備したことをきっかけに始まったこのツアーでは、林道を走り立山の様々な秘境を訪れることができます。立山町から上市町まで回るコースもあり、「市町村をまたいで楽しめる点も魅力の一つです」と佐藤さん。アウトドアイベントやレジャーが豊富なのも立山町の魅力の一つですね。
四つ目、最後に紹介するのは、立山町元気交流ステーション「みらいぶ」。
みらいぶとは、立山町のまちなかにある五百石駅(富山地方鉄道)の中にある複合施設で、館内には図書館や交流スペース、保健センターなどの公共施設も入っています。「図書館の子どもスペースは床暖房になっていてとても快適です」と佐藤さん。他にもスリランカ人の店主さんが営むお食事処「nilu curry(ニルカレー)」やとても広い授乳室、子供用ボルダリングがあったりと、地元には欠かせない生活スポットです。
佐藤さんにおすすめスポットを伺った後は、小さなカフェと生活雑貨のお店「巣巣(すす)」に中継をつないで、移住の先輩でもある店主・岩﨑朋子(いわさき・ともこ)さんにたくさんお話をうかがいました。
岩﨑さんは東京出身で、約3年前にIターン。16年間東京で商っていた「巣巣」ですが、「80歳まで続けられるお店作りをしたい!」という思いをきっかけに、自然を感じられる場所に移転したいと考えていたところ、旦那さんが富山へ転勤に。立山町に理想の空き家を見つけ、2020年にリニューアルオープンしました。
まずは店内を見学!入った瞬間にぱぁっと笑顔になってしまうような、雑貨や家具好きにはたまらない可愛らしい空間には、岩﨑さん自らデザインした家具や、ラトビアやバリ島などの海外で買い付けてきた家具や雑貨、北陸の作家さんの作品などが並んでいます。空き家をリノベーションした店内の1Fには雑貨や家具の販売スペースに小さなカフェスペースがあり、2Fは衣服・布小物類が飾られています。岩﨑さんデザインのスツールを実際に座ってみた中継班・小林からは「お尻が包まれる感じ。座り心地が良い!」という感想が。
店内を一通り見せていただいた後は、空き家やリノベーションのことについてもお聞きしました。リノベーションした箇所を一つずつ紹介していただいたり、かかった費用、東京暮らしと現在の暮らしでの家賃の比較を教えていただいたりと、参考になるお話が盛りだくさんでした。
最後に、中継班作の手作りお題サイコロを振って、移住後の暮らしについて伺いました。「移住してきて嬉しかったこと・感動したこと」というお題が出た時には「オープン時はお店にお客様が来てくれるか不安だったけど、巣巣を好きになってくれる人がいたり、リピートしてきてくださる方もたくさんいて嬉しい」と岩﨑さん。進行・名川からは「富山県民側も、岩﨑さんに富山の素敵なものを発見しててもらえるのが嬉しいですよね」という感想も飛び交いました。ぜひ皆さんにも一度足を運んでいただきたい場所です。岩﨑さん、貴重な体験をありがとうございました!
ガイドの佐藤さんのご自宅も空き家をリノベーションされてということで、中継の後は、佐藤さんのご自宅も見学!事前に収録したお家の動画を見ながら、手を入れた箇所や費用をお伺いしました。佐藤さんご自身で壁に漆喰を塗ったり、旦那さんが床を貼ったりとDIYしながら改装されたそう。驚いたのはとても広いお庭!富山の古い民家ならではの立派なお庭ですが、「夏にはお子さんたちがドジョウをとったりして遊んでいます」と佐藤さん。自然をすぐ間近で感じられるお家で、とても素敵でした。
最後に再び岩﨑さんにも登場していただき、お二人からメッセージをいただきました。
岩﨑さんからは…「私はお店をやっていますが、知り合いやお客様の中にはサラリーマンとして働いている方だったり、空き家じゃなくいわゆる普通の住宅で生活している移住者の方もいる。富山は本当に住みやすい場所だと思うのでおすすめです」
佐藤さんからは…「移住してみてピンチがチャンスだな!と感じた。マイナスということも良いことに変わるきっかけだったりもする。ぜひ思い切って飛び込んでみてください!」
これにて立山町編も終了です!立山町の皆さん、ご協力ありがとうございました!
アーカイブ動画はYouTubeでも配信しております。ぜひご覧ください!
【富山でくらす?海・まち・里山コース 立山町編】
https://www.youtube.com/watch?v=9BpHGDgNTAw
続いてはぶっちゃけ交流会「裏とやま移住旅行」のレポートをアップします。
お楽しみに!