【vol.3】実施レポート:とやまのマチと企業くらし・しごとツアー①

更新日:2018/09/22 16:00

今年で3回目となる「とやま移住旅行」。その第1回を9月15日(土)〜16日(日)に開催しました!
今回のツアータイトルは「マチと企業」。富山市中心部や滑川駅付近をめぐり、街ナカの人に会いに行きました。

 

予報では降水確率の高かったツアー当日ですが、お天気は曇りとパラパラの雨。傘がなくても過ごせそう…というくらいの雨でした。

 

今回の参加者さんは小学生のお子さんも含めて計9名。ほとんどの方がお一人での参加です。
実は一昨年も去年もほとんどがお一人で参加されておられる方ばかり!
「一人で参加するのって不安…」と思われていた方も、すぐに笑顔を見せてくださいました。

富山駅で全員集まったところでオリエンテーションです。
今回の総合ガイドは去年に引き続き2度目の大役を担ってくださる大塚憲一さん。
立山で観光ガイドを行う(株)トラバースの代表取締役を務めながら、3人姉妹のパパさんでもあるIターンの頼れるお兄さんです。

 

みなさんの自己紹介などを終えて…最初の企業「山田写真製版所」さんに到着です。
富山市中心部の南に位置する山田写真製版所さんは、大正10年創業という全国の中でも老舗の印刷会社さんです。

まずは代表取締役の山田社長がお出迎え。用意していただいた会社の資料を見ながら、山田写真製版所さんの会社概要や特徴を教えてもらいます。社長さんの富山の風土や文化も織り交ぜた聞き応えのあるお話につい聞き入ってしまいました。

続いて、プリンティングディレクターの高さんの案内で印刷工場などを見学。普通の印刷は片面を刷った後、もう片面を刷って両面印刷となりますが、山田写真製版所さんには両面を10色のバリエーションで一度に印刷できる機械があります。日本海側ではここにしかない代物なんだとか。どんどん仕事がきて大変です、とうれしい悲鳴が聞こえてきました。

印刷する機械もあれば折り目をつける機械や冊子にするためのホッチキスを打つ機械などさまざま。高さんの説明に耳を傾けながら、目にも止まらぬ早さで動く機械にみなさん興味津々でした。

工場見学のあとは社員の方々との交流タイム。くじびきで同じマークになった社員の方と参加者さん、1対1富山の生活についてのお話や印刷物の裏話に花を咲かせていました。もっと話したかった〜という声も。ぜひ富山にいらして、続きの話をしてくださいね…!

くじびきの割り箸には「洗濯」「車」などの富山事情が。これでチームが決まります

案内をしてくださった高さん(左)と小林さん(右)

山田写真製版所の皆さん、ありがとうございました!これからも素敵な印刷物を待っています!

 

お腹がすいてきたな…というタイミングでお待ちかねのランチタイムへ。
富山のまちなかで活躍する3人の女性とともに3チームに分かれて、ランチと散策を楽しみます。

 

まず1チーム目は去年まで富山県の定住コンシェルジュを務めていた大村祐美子さんチーム。いつもお客さんでいっぱいだという「鶴喜」さんへ向かいます。

看板商品の「天ぷらうどん」。なかなかのボリュームにびっくり!

ほとんどの人が頼む「天ぷらうどん」を注文。車の免許がない場合でも暮らしていけるか、富山にはどんな働き口があるか、などなど質問も飛び交いながらサクサクの天ぷらとつるつるのうどんを堪能しました。

富山にあるガラス工房の器がかわいい〜と写真をパチリ

雨の影響もあってか人がまばらな道を歩いて、富山県民会館へ。2015年3月の北陸新幹線開業とともにリニューアルした富山県民会館には、美術館や会議室などのほか、「D&DEPARTMENT TOYAMA」というカフェ・ショップがあります。富山市でとれた呉羽梨を使ったジュースを飲みながら、大村さんの富山駅周辺話を聞きました。

MAP上でカフェの人形を人に見立て、トコトコ歩かせる大村さん

実は路面電車を乗ったことがない富山県民が多いこと、もうすぐ北口と南口の路面電車が一本化されて便利になることなど交通の話もたくさん飛び出しましたよ。

 

2チーム目は管理栄養士としてさまざまなイベントに関わる“働くママさん”の山崎亮子さんチーム。今年2月にオープンした「葷酒山門」でランチをいただきます。

子供をもつ参加者の方が多かった亮子さんチーム。富山の子育て事情や教育環境の話など、実際まちなかで子育てをした亮子さんの経験に基づいた話にみなさん耳を傾けていました。

ランチ限定のわっぱ飯。ファンも多いそう

オーナーの山本さんは昨年Uターンしお店をオープン

店頭に自ら立っているオーナーの山本さんもUターン経験者。今も東京にお店を持っておられるので、東京へ行く機会も多いそうです。

島川あめ店の奥さん。いつも元気な笑顔で迎えてくれます

限定ランチをいただいた後は、創業350年超の伝統をもつ「島川あめ店」へ。笑顔の素敵な奥さんに迎えられて、富山のくらしやすさについてお伺いしました。お店の近くにあるまちなかの小学校の話も気になりました。今年2月にオープンしたばかりのコーヒースタンド「SIXTH OR THIRD COFFEE STAND」にも足を運び、ボリュームたっぷりの2時間を過ごしました!

 

3チーム目は一昨年・去年も移住旅行のガイドでお世話になったもはやベテランの田中美弥さん。野菜ソムリエプロとしてイベントを主催したり、プロジェクトの監修を務めたりと忙しい日々を送っておられます。

「お花の物価が安い…!」と感動の声が

総曲輪通りにある「地場もん屋」でまずお買い物。富山でつくられた野菜や商品が並ぶ街中の食料品店には、初めて目にするものも多そうです。中には今が旬の梨を購入した方も。富山の梨の味はいかがでしたか…?

お待ちかねのランチは薬の販売を行う池田安兵衛商店の2階「薬都」さんへ。立山の伏流水で育った黒米のおこわや旬の素材を使ったせいろ蒸しなど、栄養たっぷりのランチをいただきました。ランチ中は、外が雨模様ということもあり洗濯事情についての話が多く出ました。お風呂場の乾燥機を使っている人やサンルームで干す人など家によってさまざまな事情を紹介していましたよ。

AMAZING TOYAMAで記念写真も忘れずに

お腹が膨れた後は富山市図書館やガラス美術館の入る施設「キラリ」へ。世界的な建築家・隈研吾氏の手がけた館内に感動の声が上がりました。図書館が取り扱っている本やジャンルの多さに、読書家の方もうなっていましたよ。

 

 

2時間というちょっと短めのランチ+散策。参加者の皆さんがどうしたら楽しい時間を過ごしてくださるかな…とガイドのお三方はたくさん考えてくださっていました。本当にありがとうございました!

 

1日目も折り返し地点。後半へ続きます〜!