【vol.4】実施レポート:とやまの新+継 地域の仕事たち③〜福野で対話・交流編〜

更新日:2019/11/26 10:31

未来の移住者のためのスペシャルカスタマイズツアー【とやま移住旅行】。

9月28〜29日に行われたツアーのレポートをお届けします。28日(土)のツアー行程は終盤へ!

ランチをご一緒した地域おこし協力隊の3人と一旦お別れし、南砺市内の井波から福野地区へと向かいます。
バスと徒歩で福野の町をぐるっと回ってみました。案内してくれたのは、南砺市役所「南砺で暮らしません課」の金子さんと池田さんです。

ビジネルホテルにチェックインを済ませたら、まずはバスで福野駅へ。駅前に広がる商店街を歩きます。

お寺の広い境内に、大きな金木犀の樹が。あたりにいい香りを漂わせています。

歴史ある糀店を案内してくれる金子さん。

新しくオープンしたお店もチェック!

 

そして向かったのは南砺市福野文化創造センター「ヘリオス」。

円形劇場を中心に、市立図書館や展示室が集まった複合施設です。毎年夏に開催されるワールドミュージックの祭典、「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」も、ここで行われますよ。

91年にオープンした、存在感のある建物。戦後を代表する建築家のひとり、内井昭蔵によるものです。

 

吹き抜けには大きな「福野夜高行燈」が。

毎年5月に行われる「福野夜高祭」は、各町がこの行燈を練り回し、相手の町の行燈を壊し合うけんか祭りなのです。そのため各町では、寒い時期から行燈を毎年作っているのだそう。祭りにかける意気込みを感じます。

色鮮やかで細部まで見応えたっぷり!

ヘリオスを見学したあとは、市民の憩いのショッピングセンター「ア・ミュー」へ。

スーパーマーケットはもちろん、衣料品店や100円ショップ、携帯ショップなどがある大型店舗です。福野町内の老舗肉店や、「富山市じゃ買えないものも売っている」と遠方の常連がいるという靴屋さんなども入っており、あなどれません。

ここでしばしの個人行動。みなさん、楽しめましたでしょうか?

レトロ鮮やかな看板が目印

もちろん地場野菜コーナーも。

福野の街中散策はこれにて終了!ガイドの金子さん、ありがとうございました。

次は、対話と交流会の会場であるイタリア料理店、「クチーナ・ノブ」へ向かいます。

築100年の「アズマダチ」の古民家をリノベーションした空間。お座敷を借りてワークショップを行いました。なんだか落ちつきます

ここで、地元の人をさらにお迎え!

南砺市でブドウ農家に勤める勝田さん夫妻や、翌日のガイドも務める砺波市の足立さん、射水市のリノベーションホテルで働く西田さん、砺波市役所の坂井さんをお呼びしました。そして地域おこし協力隊の皆さんとも再び合流!

 

対話のファシリテーターを務めるのは松本八治さんです。

「自分の強みは?」「自分はどんなことにときめく?」といった問いに、ツアー参加者の皆さんだけでなく、ガイドの皆さんも自分自身と向き合います。

また、1日富山を回った中で出てきたたくさんの疑問に、地元の皆さんが答えてくださいました。

 

 

新しい働き方についてもヒントがたくさん!

対話のあとはいよいよ交流会。地元産の野菜や食材をふんだんに使った、おいしいイタリアンをいただきます。

移住の先輩でもある店主の井上さんが、「南砺市の魅力を伝えたい」と、南砺市の食材を使用したお料理もご用意してくださいました!

色鮮やかな県産野菜がたっぷり。おいしそうな料理を前にして思わず顔がほころびます

井上さんは、2015年にご家族とともに南砺市へIターン。

南砺市が主催する「なんと移住体験ツアー」に参加し、初めて富山に。稲刈り体験や交流会など、帰るのが名残りおしいほど楽しい時間を過ごし、帰ってから「移住しよう!」と即決したそうです。

地域おこし協力隊として3年間活動しながら開店の準備をし、任期が終わるとともにお店をオープンしました。

初年度(vol.1)の移住旅行でも、お料理をご用意してくださった井上さん。当時は店舗がなくケータリングをお願いしましたが、今回は立派なお店でお出迎え!

移住の経緯や、富山での暮らしについてお話も伺うことができました。

井上さんご夫妻のように、直感で決めるタイプの人もいれば、何度も富山に来たり他の県のツアーに参加する人もいるので、焦らず考えてくださいね。

交流会ではそれぞれの会話が盛り上がります。今しかいないゲストもいるので、質問はここで…♪

お店の前には奥様が用意してくださった手書きの看板が♪ありがとうございました!

クチーナ・ノブさん、美味しいお料理ごちそうさまでした。

これで1日目の行程は全て終了。盛りだくさんの内容でした!

2日目は南砺市のお隣、砺波市へ向かいます。どうぞお楽しみに。