【vol.4】実施レポート:とやまの里+海 自然の恵みたち①〜会社訪問&ランチ散策〜
更新日:2020/01/15 10:01
未来の移住者のためのスペシャルカスタマイズツアー【とやま移住旅行】。いよいよ第3回の「街+町」も来月に迫ってきました!
今回は11月に開催した「里+海 自然の恵みたち」ツアーをレポートでご紹介。自然豊かな富山県で、山や海からいただく恵みと一緒に生活や仕事を営むみなさんを訪ねました。
2日間を案内してくれるのは、移住旅行のガイドはもうお手の物!の頼れる森田由樹子さん。(株)エコロの森の代表で、普段から県内外のお客さんに富山の自然の美しさや雄大さを案内しています。
お天気にも恵まれ立山連峰もよく見えるバスの外。自己紹介や富山のキホンを話しながら、まず到着したのは立山町の白雪農園・白雪ゲストハウスです。
朗らかな笑顔で迎えてくれたのは農園主の坂口創作さん。2016年に東京から家族でIターンし、富山への移住をきっかけに農業への道を歩み始めました。
まずは大きなお家にお邪魔して、坂口さん一家の移住するまでのお話や、現在のお仕事内容を伺いました。農業をするにあたって、まずは「とやま農業未来カレッジ」に入学。ここで農業のいろはを学びました。
カレッジを終了後、規模は小さくとも、日々の食卓を彩る多種多様な野菜や果樹を育てたいと白雪農園を開園。2018年からは、この土地の生活を共有できたらと自宅を使ってゲストハウスも始めます。
「実は親も都会から地方へ移住したんです」と坂口さん。二代続けての移住経験も踏まえて、田舎暮らしの人間関係のコツや移住者が起業する実情を話してくれました。参加者の皆さんから続々と飛ぶ質問にも、ひとつひとつ答えてくれましたよ。
せっかくのお天気ですし、外もご案内しますよ!と家畜小屋から連れてきてくれたのは可愛い親子のポニー。いつもの散歩道という竹やぶを、交代で手綱を持ちながら散策しました。
竹やぶを抜けると大きく開けた原っぱに出ます。元は耕作放棄された田畑でしたが、今は坂口さんが放牧場として活用しています。
里山暮らしの楽しさと大変さ、そして可能性をありのままに話してくれた坂口さん。天気も味方し、とても素敵な時間を過ごすことができました。
坂口さんご家族のみなさま、ありがとうございました!
そろそろお腹がすいてきたな…というタイミングでランチタイムです!
2グループに分かれてランチ&散策を楽しむこの時間。案内してくれるのは埼玉からIターンの佐藤みどりさんご家族と、大阪からIターンの川端里枝さんです。
まずはみんなで立山町のカフェでランチです。立山町の農場・カシワファームが、自分たちの育てた肉牛を食べてもらえる場所をとオープンした「Lifetime」。自慢の肉牛を使ったローストビーフをいただきました。
まずご紹介するのは佐藤みどりさんチームです。東日本大震災を機に移住を考えていた佐藤さんご夫婦。みどりさんが瀬戸で作陶をしていた縁から、越中瀬戸焼で有名な立山町に移住しました。
工房にできる納屋があり、さらに見晴らしもいい最高の物件に出会えたと話すみどりさん。壁の漆喰塗りと床張りを家族で行うなど、リノベーションはできる限り自分たちの力で行いました。
移住してすぐは地域おこし協力隊として活動していたみどりさん。富山を代表するクラフトフェア・立山Craftを立ち上げるなど、精力的に立山町の地域おこしを行いました。
その立山Craftの会場となる公園や、2020年に完成予定のリゾート「Healthian Wood」などを自転車でぐるっと回った佐藤さんチーム。
清々しい秋晴れだったこともあり、公園は子供連れの家族で大賑わいでしたよ。
お家の外に置かれたVIP席でコーヒーブレイクも楽しみました。立山町の小学校事情や動物事情など、さまざまな話が飛び交いましたよ。
さて、もうひとつの川端さんチームものぞいてみましょう。
旦那さんとお子さん2人と一緒にIターンした川端さん一家。なかなかココだ!と思える場所には出会えなかったそうですが、緑の多さと雄大な立山連峰に感動し、立山町への移住を決断しました。
引っ越してきたばかりの頃は、右も左も分からなかったそう。出会う人にはとにかく大きな声で挨拶していたと話します。
事前の打ち合わせでは「立山町で行く場所が思いつかない…!」と話していた川端さん。唯一行くお店がココ!と案内してくれたのは県内の情報誌の表紙も飾ったパン屋「松の実」。
美味しそうな香りにつられ、ランチを食べたばかりなのも忘れてみんなお買い物を楽しみました。
続いてはこちらもご自宅訪問。川端さんの引っ越しほやほやというお宅へお邪魔しました。
同じ地区内で引っ越したばかりという川端さんの新居は、自身で壁塗りを行ったそう。この景色のためにこのソファーを置いたというこだわりのお部屋ポイントなども教えてくれました。
玄関を入った目の前には「めちゃくちゃあったかい!」と家族で大好評の蒔ストーブが。消えてしばらく経ってもまだあったかいんだね~と驚きの声も上がりました。
続いて川端さんの勤める地産地消加工施設へ。ここで作られた味噌やこんにゃくなどは町内の学校給食にも使われています。
そして川端さんが絶対連れてきたかった!と話す場所へ。
地産地消加工施設のすぐ裏にあるこの場所。「ここにくると自分の悩みなんて本当ちっぽけなんだなと思う」と話す川端さんにとって、ここはリフレッシュやスイッチを切り替える場所になっています。
2チームともお宅訪問させていただけるという貴重なランチ&散策の時間でした!本当にありがとうございました!
さて立山町を後に、次は漁港もある魚津市へ向かいます。ここではどんな出会いがあるのでしょうか?お楽しみに!