【vol.4】実施レポート:とやまの街+町 輝く地元の企業たち③〜小矢部市〜
更新日:2020/03/26 11:30
富山に移住を考えている方たちに向けた、スペシャルカスタマイズツアー【とやま移住旅行】。
今回も以前に引き続いて2月に開催した「とやまの街+町 輝く地元の起業たち」の様子をお届けします!
2日目のスタートは昨晩おいしいディナーをいただいた「Bistrot Cadeau」で。ふんわりと香りの漂うオムレツやさくさくの自家製クロワッサン、ほうれん草のスープなどなど、いろどりからすでに美味しさの伝わる朝食をいただいてパワーチャージです!
写真を見て美味しそうだな…と思ったそこのあなたへ朗報です!実は「Bistrot Cadeau」では普段もモーニング営業をしています。
実は富山市まちなかでも朝から営業している場所はそこまで多くありません。ちょっと早起きした朝は、出勤前にモーニングするのもおすすめです!外でワゴン販売する時もあるそうですよ。
さて栄養も補給したところで、小矢部市へ向かいます!…..が、実は富山市から1時間弱かかります。
この時間を利用して富山県定住コンシェルジュの角谷さんに、富山の移住施策や取り組みを紹介してもらいました。
就職の面接やお家の物件探しなどは、事前に申請すると交通費の補助が出る制度も去年から登場。もちろん、この移住旅行も補助の対象です!参加者さんからは「惜しいことした〜」という声もありました。(年度内1回しか使えないので、ぜひ今度来る時に利用してみてくださいね!)
続いて全体ガイドの大塚さんからもお話が。
普段は立山を中心にツアーを企画したり、登山ガイドとして活躍する大塚さん。山のスペシャリストということもあり、天候や風土などを知りつくしています。
今回は事前に準備した資料を手にしながら、富山の降水量や積雪のお話をしてくださいました。
小矢部市に近づくにつれて、外は雪模様に。富山市内は融雪機のおかげもあり、ほぼ積雪がありませんでしたが、小矢部市は足元がすっぽり埋まるくらいには積もっています。同じ県内でもここまで違うんですね〜と話が盛り上がる中、いよいよ小矢部に到着です!
まず訪れたのは里山にあるカフェ「バッシュワーバリー」。土蔵造りの門を改装して造られた珍しいつくりで、地産地消のメニューが楽しめます。
カフェに入る前に、隣接するゲストハウスの紹介もしてくれました。今回のツアーのテーマは「街+町」ではありますが、小矢部市は里山とまちなかの距離も近く、山間にある「バッシュワーバリー」からも車を5分ほど走らせると市街に着きます。まち全体での楽しみ方も紹介したいと、今回立ち寄らせていただきました。
まずはプロモーションビデオで小矢部市の概要を把握します。富山県のお隣・石川県との県境に位置する小矢部市は、石川の文化や風潮が感じられる面もあるといいます。県内唯一のアウトレットや滝の音に癒される宮島峡など、生活や自然についても紹介していただきました。
林さんの生い立ちを聞きながら、「バッシュワーバリー」ができるまでのお話も伺いました。東京へ進学後、起業や社会科講師などを経てUターンした林さん。市議会議員を務めるかたわら、人口や家がどんどん減る地区を維持するためには…と日々奮闘しています。
「バッシュワーバリー」のメニューは県内産の野菜や果物で作られたものが多数。今回ご馳走になった「ゆず茶」「ゆずソーダ」は砺波市庄川地区のゆず、「くれは紅茶」は富山市呉羽地区の茶葉を使ったものです。ちなみに雪を見て寒さを感じた人も多かったのか、「ゆず茶」が圧倒的な人気でした!
麹を取り入れたメニューや発酵食など体にやさしいものが多いバッシュワーバリー。小上がりの席もあるので、親子連れにも人気です。林さんも「自然環境を生かしたこのカフェで、土地の良さや価値を改めて知ってほしい」といいます。
あまりの居心地の良さにもう少しくつろいでいたかったのですが…バスはまちなかへ向かいます。
続いて案内していただいたのは、まちなかの空き家。大きなザ・古民家!のイメージが先行しがちな富山の家ですが、ここは昭和の終わりに建てられた平屋で、小ぶりで住みやすいと職員の間でも話題の物件だそう。
部屋の中に部屋?という不思議な空間やサンルーム、テラスなど見所もたくさん。2年ほど前に設置された新品のシステムキッチンと洗面台に「水周りがきれいなのは嬉しい〜」と歓声が上がっていました。
小矢部市最後の行程は「める・びる」で。カフェやキッズスペース、コワーキングスペースなどが入る複合施設で、小矢部市の主要駅「石動駅」から徒歩3分の立地です。
移住者の集いの場となることを目指し、将来的には月1で移住のイベントを考えているそう。
そんな移住者の交流の場となりそうな場所で、小矢部市の移住の先輩と交流をします。
今回集まっていただいたのは、左から小矢部市地域おこし協力隊の元井康平さん、同じく小矢部市地域おこし協力隊の松田家平さん、そして出産を機にIターンした住吉美樹さんの3名です。ちなみに松田さんは「める・びる」1階にあるカフェ「Home Grown」のマスターも務めていらっしゃいます。
話題は「富山にきて一番の思い出」や「日常にある富山のいいところ・悪いところ」、「ここが変かも富山県」などなど。電車やバスの終電が早くて不便なことや、街灯のない道もたくさんあるので夜道が危ない!という話から、人と人とのつながりやすさやあたたかさなどの嬉しいお話など、様々な話が飛び交いました。
時間の都合上、全参加者さんが質問できる時間はなかったのですが…、交流会後に自ら話しかけている参加者さんもいらっしゃるなど、新たなつながりが生まれる時間となりました。
移住旅行が始まった4年間で、初めて訪れた小矢部市(2年前に老舗和菓子店「五郎丸屋」には立ち寄らせていただきました!)。まちの良さ、里山の良さ、そして点ではなく線や面で生活する楽しさを教えてもらいました。小矢部市のみなさん、本当にありがとうございました!
さてさて、続いては高岡市へ向かいます。
今度はどんな出会いが待っているのでしょうか?次回レポートをお楽しみに!