【vol.4】実施レポート:とやまの新+継 地域の仕事たち②〜ランチ散策編〜
更新日:2019/10/18 15:37
未来の移住者のためのスペシャルカスタマイズツアー【とやま移住旅行】。
前回に引き続き、9月28〜29日に開催された南砺・砺波市をめぐるツアーのレポートをお届けします。
さて、1日目午前の部を終えた御一行は3つの少人数グループに分かれてランチ&散策に繰り出しました!
ツアーガイドを務めてくれたのは、南砺市地域おこし協力隊の3人。普段から仲良しだという3人が、それぞれに面白い訪問先をセレクトしてきてくれましたよ。
さて、まずは瓜生さんチーム。
ご自身も南砺市に移住して3ヶ月目。移住してみて感じたことを、散策しながら色々と話して下さいました。そして実際に訪れて感動した景色、ぜひ教えたいおすすめスポットなどをバスで巡りました。
標高300メートルの高台にある閑乗寺公園は、「散居村」でおなじみ・砺波平野を一望できる絶景スポット。かつてはスキー場だった公園内にはキャンプ場、バーベキュー場などがあり、最近では若者がキャンプイベントを企画するなど、新たな盛り上がりを見せつつあるスポットです。
参加者からは「見晴らしが良く空気もおいしくて、久しぶりに深い呼吸ができた気がする!」との感想も。(ぜひ今度は晴れた日にも訪れてほしい!)
その後はいなみ木彫りの里創遊館「道の駅井波」へ。
伝統工芸井波彫刻の技術が間近で見学できる「匠工房」、木製品を中心に富山県内のお土産がそろった物産コーナー「なんと楽市」、木彫体験ができる「くりえーと工房」など、木彫刻の町井波を満喫できる複合型施設です。
町の歴史や文化の展示をみたり、地物野菜をじっくり観察したり…町を俯瞰して感じられるスポットで、思い思いの時間を過ごしました。(ちなみに野菜の値段、気になりますよね。やっぱり地物は安いです!)
続いては、松倉さんチームです。
午前の部で訪問したコラレアルチザンジャパンの建物内に新しくオープンしたカフェ「nomi」でおいしいランチを味わった後、その数軒隣にある井波彫刻の「トモル工房」を訪問。
彫刻家の田中孝明さん・漆芸家の早苗さんご夫妻がもてなしてくれましたよ。
大正15年築の町家で営まれているトモル工房では、木彫ではお雛様や五月人形などの節句人形をはじめ、お客さんの注文に応じたオリジナル作品の受注制作も幅広く行っているそう。木彫や漆、それから金継ぎのワークショップなども行っています。
田中さんご夫妻もそれぞれに広島、神奈川から移り住んできた”移住の先輩”。
「井波彫刻も、もとは京都本願寺の御用彫刻師・前川三四郎が井波に来て、その技を伝えたことが始まり。井波の町は移住者から始まった町なんですよ」と、井波×移住の結びつきをユーモアたっぷりに語ってくれました!
美しい井波彫刻の世界を堪能した一行は、次の目的地・松倉さんのお宅訪問へ。
空き家になっていた古民家に、ご夫婦で暮らし始めて数ヶ月。ご近所さんが色々と世話を焼いてくれたりと、町の人々との繋がりを感じながら暮らす様子をざっくばらんに紹介していただきました。
「庭にある柿の木から柿を摘んで、お世話になっている人におすそわけしたり…夏にはミョウガも採れるみたいなので楽しみです!」と、松倉さん。一軒家の探し方や気になる家賃の相場などの質問も飛び交いました。
最後は石田さんチームです。
八日町通りのすぐそばにあるイタリアンレストラン「トラットリア ダ タケシ」でランチをして、石田さんのオススメスポットへ向かいます。
移住して3年目の石田さんは、絵や彫刻を製作するアーティストでもあります。
実際に暮らしてみて心を動かされたスポットを色々と案内して下さいましたよ。(観光に訪れただけでは知れない穴場を巡れるのは、移住の先輩「と」巡る、とやま移住旅行だからこそ!)
それぞれに、南砺市のまちをディープに散策した御一行。
移住の先輩と巡る数時間の小旅行、様々な発見や気づきがあったのではないでしょうか。
たっぷり歩いた後は、再び全員集合し、今宵のお宿にチェックイン。
一息ついて、皆さんお待ちかね、地元の人も交えての対話&交流会に向かいます。
次のレポート記事もお楽しみに…!