【vol.3】実施レポート:とやまのマチと企業くらし・しごとツアー③

更新日:2018/10/05 15:20


9月15日〜16日に1泊2日で開催された、未来の移住者のためのスペシャルカスタマイズツアー【とやま移住旅行vol.3】。

「とやまのマチと企業」をテーマに、旅の舞台は、富山市から【滑川市】へと移りますよ〜!

前回から続く、事務局スタッフによるレポートです!

 

 

1日目の交流会で飲み過ぎた人もチラホラいる中、朝8時に向かった先は、富山市千石町にある「寿司正」さん。

大将の山下稔さんが、とやま移住旅行のために、スペシャル朝ご飯をご用意して下さいました!

いつも笑顔で迎えてくださる山下さん。

 

山下さんは、毎朝氷見漁港に行き、新鮮な魚介類を仕入れているのだそう。Uターン経験者でもある山下さんが感じる富山の良さについてもお話を伺うことができました。

山下さんとカウンター越しに語らいながら、富山の海の幸たっぷりのモーニングタイムでした!

こんなに嬉しい朝ごはんがあるでしょうか。バンザーイ。

 

そして、バスに乗り込み向かう先は、富山市のお隣・滑川市。

富山市中心市街地から車で30分、海沿いに広がる穏やかなまちです。

子育て世帯には嬉しい第2子以降の保育料無料、待機児童ゼロなど支援も充実しています。さらに駅周辺には生活に必要な施設がコンパクトにまとまっているとあって、居住にオススメの地域のひとつです。

 

滑川市に着いてまず向かったのは、海。

晴れていれば能登半島までくっきり見渡せるんですよ!

「滑川を訪れたなら、まずは海を見に行かなくちゃね」という地元ガイドの声もあり、市民のお散歩スポットでもある海岸を、しばし散策。

水平線に沈む夕日が見られる絶景スポットでもある、滑川の海。

遊歩道もあり、ゆったりとしています。いずれ住んだなら、ちょくちょくウォーキングに訪れたいですね。

 

滑川市で迎えて下さったガイドは、滑川市観光協会の廣橋和親さん。かつて東京、大阪などでの生活も経験された廣橋さんは、約10年前にご家族で滑川に移住。移住の大先輩です。

普段は「ホタルイカ観光漁船」で船上ガイドもされている廣橋さんの流暢な案内を聞きながら、バスで市内を周遊。

滑川市役所・移住定住ご担当者の荒井さんも同行下さいました。

公園や、児童館市役所、学校、スーパーなどをバスでまわります。リアルな暮らしぶりを垣間みる事ができました。

通りがかった小学校では、年に一度の運動会が行われていました。

 

そして駅前にある「滑川市交流プラザ」の展望台へ。市内を一望できる気持ちのよい場所です。

潮風が心地よい。4階には展望レストランに展望風呂、2階には図書館もある。

何が見えたかな?

その後一同が向かったのは、旧宿場町の瀬羽町。

最近若い店主さんがお店を続々オープン、新たな賑わいをみせているエリアです。

この町のシンボル的な存在・国指定有形文化財「旧宮崎酒造」を見学。

地元のイベント開催の拠点であり、この土地の人々が大切に使い続けている建造物・国指定有形文化財「旧宮崎酒造」。その2階にあるシェアカフェ「caféうみいろ ぼんぼこさ」で日替わり店主を務める、塚田愛さんが出迎えて下さいました。

 

ご自身が滑川に移住を決めた経緯など、いろいろお話下さった塚田さん。

さらに塚田さんや廣橋さんの案内で、古民家を活用した文化施設「有隣庵」も見学させてもらいましたよ。

古民家を改装して住む際のメリットなど、実際の活用事例を紹介してもらいながらの見学。この地方ならではの建物の構造も、じっくり案内してもらいました。

藩政時代、大名の参勤時の宿屋として使われていたという「有隣庵」

その後は、瀬羽町のマニアックな路地裏散策。

お寺や神社も多いこのエリア。地元感満載の生活の匂いを感じながら、てくてく歩きます。

地元に詳しい廣橋さんや塚田さんの案内ならでは、ディープな散策。

歴史情緒あふれる町並み。レトロ可愛い古道具屋さんにも立ち寄り。

お昼は、3グループに分かれてのランチ&トークタイム。

地元で働きながら子育てをする女性(いずれも移住の先輩!)と一緒に、地元の人気店でのランチを楽しみました。

司会業やキャスターとして活躍中の古野知晴さんも、ランチガイドとして参加して下さいました!

それぞれのグループで地元の美味しいランチを満喫し、少人数だからこそ話せる悩みやリアルな地元トークが、たくさんできたようです。

ランチを待つ間にも移住トークで盛り上がりました!

 

さて、ランチを終えて向かったのは「TRIO」。

ここは空間デザイナー・桶川高明さんが運営する、コワーキング&イベントスペースです。(桶川さんは別のイベントのため、残念ながらこの日は不在)

もとは町家だった古民家を改装した、白を基調としたオシャレな空間です。

なぜかここで、前日に山田写真製版所さんに貰った地元チラシで盛り上がる、一同。

TRIOでは桶川さんに代わり、副代表の大門良輔さんが館内をご案内して下さいました。

「滑川はいいところですよ〜」と盛り上げて下さいました!(代表の桶川さんが載ってる情報誌を手に)

TRIOが増床する予定の空き家も、特別に見学させてもらいました!

今回実際に古民家や空き家を見学することで、”アパートや新築物件ではなく、空き家をリノベして住む”という選択肢についても考えるきっかけになったのではないでしょうか。

 

館内見学後はいよいよ、とやま移住旅行最後のミッション「振り返り」の時間です。

2日間の行程を終えて、心に残った事、現在の心境など、ざっくばらんに意見交換をしましたよ。

 

 

参加者からは、

「以前にも富山を訪れていたけどこんなディープな場所、人に出会ったのは初めてだった」

「富山にもこんなオシャレなお店、アツイ人がいたんだ!と発見できた」

「富山はどの地域に行っても“いいところだよ〜”と歓迎してくれるから、悩みが増えた(笑)。とりあえず、移住してみようと思う!」

など、嬉しい感想が飛び交っていました。

旅の締めくくりには、参加者も地元側もさまざまな思いがあふれます。

2日間一緒にまわった地元ガイドの皆さんからも、

「参加者の方の“外からの目線”が新鮮だった。立山連峰の美しさに魅せられて移住してきた頃の初心に、立ち返りました」

「皆さんと一緒にまわり、あらためて富山の良さに気付くことができた」

など、喜びの声が上がっていました。

私たちスタッフも、旅程を通して富山市・滑川市を俯瞰して見ることができ、参加者の皆さんとの語らいの中で、多くの新発見・再発見がありました。

参加者の皆さんの移住を考える姿勢や、新しい生活を始めようとするエネルギーに、刺激をたくさんもらいました。

今回ご参加いただいた皆さん、関わって下さった地元の皆さん、ほんとうにありがとうございました!!

「とやま移住旅行vol.3」は、第2回「とやまの里となりわい」ツアー、第3回「とやまの新・地域ビジネス」ツアーと続きます。

次回は11月10日(土)〜11日(日)!黒部市・入善町を巡ります。

どんなツアーになるのでしょう。今からワクワクしています!

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